カスタムテーマ拡張の作り方
Turbo のスキン拡張は Chromium の テーマ拡張 です。ウィンドウの配色と背景画像だけを変え、スクリプトも権限も持ちません。形式は Chrome / Edge のテーマと同じです。フォルダを読み込んで試すことも、.crx にまとめて共有することもできます。
拡張を作らずに配色だけ変えたい場合は、タイトルバーの 外観 を使います。テーマ から Edge テーマストアも開けます。詳細は ワンクリックテーマ。
用意するもの
- Turbo が入った Windows または macOS
manifest.jsonを編集するテキストエディタ- 必要に応じた PNG(フレーム、ツールバー、新しいタブの背景)
例えば次のようなフォルダを作ります(my-turbo-theme/):
my-turbo-theme/
manifest.json
images/
frame.png
toolbar.png
ntp.png画像は必須ではありません。無い項目は colors の単色で描画されます。
manifest.json を書く
中心は "theme" です。通常の拡張で使う background、content_scripts、permissions は書かないでください。
Manifest V3 の例です。値を書き換えて使えます:
{
"manifest_version": 3,
"name": "My Turbo theme",
"version": "1.0.0",
"description": "Custom frame, toolbar, and new-tab colors",
"theme": {
"images": {
"theme_frame": "images/frame.png",
"theme_toolbar": "images/toolbar.png",
"theme_ntp_background": "images/ntp.png"
},
"colors": {
"frame": [37, 99, 235],
"frame_inactive": [100, 116, 139],
"toolbar": [241, 245, 249],
"tab_text": [15, 23, 42],
"tab_background_text": [71, 85, 105],
"bookmark_text": [30, 41, 59],
"ntp_background": [248, 250, 252],
"ntp_text": [15, 23, 42],
"omnibox_background": [255, 255, 255],
"omnibox_text": [15, 23, 42],
"toolbar_button_icon": [51, 65, 85]
},
"properties": {
"ntp_background_alignment": "center",
"ntp_background_repeat": "no-repeat"
}
}
}色は RGB 配列(0–255)です。ストアの古いテーマは Manifest V2 のことが多く、Turbo でも読み込めます。
よく使うフィールド
画像 theme.images
パスは拡張のルートからの相対パスです。PNG を推奨します。
| キー | 役割 |
|---|---|
theme_frame | タイトルバー / ウィンドウ枠(横方向にタイルされることが多い) |
theme_toolbar | ツールバー、ブックマークバー、および選択中タブ付近 |
theme_tab_background | 非選択タブの背景 |
theme_ntp_background | 新しいタブの背景画像 |
theme_ntp_attribution | 新しいタブのクレジット用の小さな画像(任意) |
その他の画像キー(シークレット枠など)は省略して構いません。
色 theme.colors
| キー | 役割 |
|---|---|
frame / frame_inactive | アクティブ / 非アクティブの枠 |
toolbar | ツールバーの塗りで、選択中(アクティブ)タブの塗りでもある。選択中タブはツールバーとひと続きになります。Turbo ではアドレスバーもできるだけこの色に揃えます |
tab_text | 選択中タブ上の文字色 |
tab_background_text | 非選択タブ上の文字色 |
bookmark_text | ブックマークバーの文字 |
ntp_background / ntp_text | 新しいタブの塗りと文字 |
omnibox_background / omnibox_text | アドレスバーの塗りと文字 |
toolbar_button_icon | ツールバーアイコンの色 |
シークレット用に frame_incognito などを足せます。
プロパティ theme.properties
| キー | よく使う値 |
|---|---|
ntp_background_alignment | center、top、bottom、left、right |
ntp_background_repeat | no-repeat、repeat、repeat-x、repeat-y |
ntp_logo_alternate | 0 または 1(既定 NTP ロゴの濃淡) |
ティント theme.tints(任意)
HSL の 0–1 を 3 つ指定してボタンや枠を染めます。最初は省略し、colors と画像だけで十分です。
Turbo で読み込んで確認する
chrome://extensionsを開く(または メニュー → 拡張機能 → 拡張機能を管理)。- 右上の デベロッパーモード をオンにする。
- パッケージ化されていない拡張機能を読み込む で
my-turbo-themeを選ぶ。 - すぐに外観が変わります。JSON や画像を直したら、その拡張の 再読み込み を押します。
TIP
テーマ拡張は一覧に出ますが、ツールバーアイコンはありません。拡張を削除または無効にすると以前の外観に戻ります。
開発者向けの操作は 拡張機能開発 も参照してください。
.crx にまとめる
拡張機能ページの 拡張機能をパッケージ化 でテーマフォルダを指定します。出力は次のとおりです。
.crx— Turbo のウィンドウにドラッグしてインストール。他人に渡すこともできます.pem— 秘密鍵。同じテーマを後から更新するときに必要です。大切に保管してください
.crx の入れ方は通常の拡張と同じです。拡張機能 を参照してください。
作り方のコツ
- 先に
toolbarを決める。 ツールバーと選択中タブの塗りの両方になり、アドレスバーにも影響します。画像の色を近づけ、tab_textのコントラストを確保してください。非選択タブはtheme_tab_background/tab_background_textです。 theme_frameは幅広でタイル向きに。 広いウィンドウでは継ぎ目が目立ちます。- 新しいタブの画像は大きくしすぎない。 巨大な PNG は表示を遅くします。
- テーマは OS のダークモードに追従しません。
- 利用権限のある画像だけを使ってください。
よくある質問
読み込んでも見た目が変わらないmanifest.json がフォルダ直下にあるか、JSON の文法、"theme" の有無を確認してください。ページ上のエラーを直してから再読み込みします。
色だけ変えたいimages を削除し、colors だけ残します。
カスタムテーマを外すにはchrome://extensions で削除または無効にするか、設定 → 外観 で既定の配色に戻します。
Chrome ウェブストアに出せますか
ストアのルールに従えば提出できます。自分で使うだけならフォルダ読み込みか .crx で十分です。タイトルバーの テーマ は Edge テーマストア向けで、既存テーマを入れる用途です。
関連ガイド
- 拡張機能開発 — デベロッパーモード、パッケージ化、公開
- 拡張機能 — ストア、
.crx、ワンクリック外観 - 内蔵生産性ツール → ワンクリックテーマ
- Chrome テーマのマニフェスト(フィールドは Turbo と同じ)